みうらじろうギャラリー JIRO MIURA GALLERY
103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町2−5 石倉ビル4階
Ishikura bld. 4F, Nihombashi-Odenmacho, Chuo-ku, Tokyo, 103-0011
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青柳健二 (あおやぎけんじ) KENJI AOYAGI

(青柳健二ホームページより)
1958年5月7日、山形県河北町生まれ。
学生の時ヨーロッパを8ヶ月旅行しましたが、お金がなくなって、フランス・パリの日本レストランで、ギャルソン(ウエイター)のアルバイトをすることになりました。
そのとき偶然バイト先近くの本屋で見た写真集に興味を覚えました。それは日本人写真家がフランスで出版したものでした。「言葉がわからなくても、写真は世界共通語になるんだなぁ」と思ったのです。それが「写真」を始めたきっかけです。
82年、旅から戻り、山形大学工学部を1年遅れて卒業しましたが、結局就職はせずに、バイトと旅行を繰り返す生活が続きました。バイトでお金がたまるとアジア各地を旅し、自己流で写真を撮り続けました。
初めての写真展、中国雲南省をテーマにした『雲の南に』を開いたのは、90年のことです。
その後、テーマは、メコン河(源流から河口まで)へと移ってゆき、90年代中ごろまでメコン流域の各国を何度も旅しました。その集大成として写真集『メコン河』、フォトエッセイ『メコンを流れる』を出版し、全国各地で写真展『メコン河』を開きました。
それから現在までは「日本と世界の稲作文化」、とくに「アジアの棚田」をテーマにしています。写真ガイド『日本の棚田百選』写真集『アジアの棚田 日本の棚田』写真絵本『棚田を歩けば』を出し、全国で写真展を20回以上開催しています。
08年からは埼玉県秩父地方の祭りや風景を撮影し、一部は雑誌に連載し、写真展を開きました。
09年から10年にかけて「犬連れ日本一周の旅」をしました。
現在は棚田はもちろんのこと、人間が自然とともに作り上げた「文化的景観」の写真、おぞましくも美しい「日本の空 電線王国」の写真、震災後は東北地方の被災地の現場も合わせて撮影中です。
岩手、宮城、福島3県の被災前の写真を集めた『復活への記憶』は写真監修を勤めました。
2013年2月『花咲【わら】う  被災地の櫻と復興』出版。被災桜を見に行って、東北を応援しようというささやかなプロジェクト「東北の咲【わら】う桜」を企画。4月2日〜7日、東京で写真展「花咲(わら)う」開催予定。
これまで、100年後の人間になったことを想像しながら(未来の人間の目で)「今」を撮影してきました。100年後の人間が、面白いと思うような写真を目指します。


 「2011年と2012年、東日本大震災被災地の桜と復興に向かう人々を撮影した写真です。
 私は今まで人並みに花見をする程度で、本格的に桜の写真を撮りたいと思ったことはありませんでした。しかし、海に流されたり、枝が折られても、瓦礫の中で花を咲かせ、傷付きながらもけんめいに生きている桜という「命の木」に、初めて美しさを感じました。桜にこんなにも「強い」イメージはなかったからです。
 また「津波や放射能になんか負けるもんか」と言っているような桜が被災者の姿とだぶって見えました。
 どうして桜は人を元気にしてくれるのだろうか。それを考えながら写真を撮り続けました。私自身、咲(わら)う桜と被災した人々の笑顔から、勇気と元気をもらうことができました。」
                                写真家 青柳健二
The Tsunami hit the northern-east coast of Japanese Honshu-island on 11 March 2011. Life in Japan has changed very much after that.
I saw a lot of damaged cherry blossoms in the disaster areas, and I found that people were encouraged by the cherry blossoms.
Kenji Aoyagi : Photographer

写真集『花咲(わら)う 被災地の櫻と復興』
2011年と2012年に東日本大震災の被災地に咲く桜と復興に向かう人々を撮影した写真集。作家、玄侑宗久氏の「櫻と東北」を掲載。
写真: 青柳健二
文: 玄侑宗久
出版社: 廣済堂出版
定価: 1,260円(税込)
送料: 500円

Photo book "HANAWARAU(blooming) Cherry blossoms and the recovery in disaster areas"
Photograph : Kenji Aoyagi
Text : Sokyu Gen-yu
Publisher : Kosaido publishing
Price : 1,260 JPY

花見を楽しむ地元の高校生たち。咲う櫻と若い人たちの笑顔は人を元気にする。
宮城県石巻市日和山公園 2012年4月28日
犬も飼い主も楽しそうだ。ささやかな日常の風景が戻りつつある。
岩手県宮古市閉伊川堤防 2012年4月30日

The local high school students enjoy cherry blossom viewing. The blooming sakura and the smiling faces of the young people make everyone feel happy.
Hiyoriyama Park, Ishinomaki-City, Miyagi
2012 April 28

A dog and its owner seem content. Small, everyday scenes are returning.
Bank of Heigawa, Miyako-City, Iwate 2012 April 30
津波で海に流された桜の木。冷たい海水の中でも花を咲かせる桜に生き物の強さを見た。
岩手県陸前高田市高田町古川 2011年4月28日
瓦礫の中に立つ満開の桜。
岩手県大船渡市大船渡 2011年4月26日
The strength of the living thing was seen in the cherry tree which makes a flower bloom even in cold sea water. The cherry tree was thrown into the sea by the Tsunami.
Furukawa, Rikuzentakata-City, Iwate 2011 April 28
The cherry tree in full bloom stands in rubble.
Ofunato-City, Iwate 2011 April 26
漁の網が絡みついてしまった桜の木。
宮城県牡鹿郡女川町指ケ浜 2011年4月29日

A cherry tree in which a fishing net has got caught.
Sashigahama, Onagawa-Town, Miyagi 2011 April 29




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